睡眠の基本的な知識

何度眠っても十分に理解していない睡眠

寝室
人間生まれてから睡眠を取らない日は通常ありません。何千回、何万回と睡眠を経験していても意識がない状態ですから自分の睡眠であっても、十分に理解しているわけではありません。

 

睡眠はコントロールできないもの

睡眠を自由にコントロールすることはできません。「よし今から何時何分まできっかり寝て十分体力を回復しよう」とか「今日の睡眠時間は4時間で十分になるように深い眠りを増やそう」とか、コントロールすることは不可能ですね。

現代科学でも解明できないことが沢山ある睡眠ですから、睡眠は単純な仕組みではありません。睡眠障害に悩んでいらっしゃる方は大勢いらっしゃいますが、複雑な仕組みであるからこそ、睡眠障害の原因も様々な要因が絡み合っており一概にいえるものではありません。

 

レム睡眠とノンレム睡眠の役割

睡眠に関しての話でよく耳にするのが、レム睡眠とノンレム睡眠です。レム睡眠は(Rapid Eye Movement)を略したもので、目が動き脳が覚醒している状態に近い睡眠です。もう一方のノンレム睡眠は、レム睡眠ではない状態ですから、脳が休息している状態を指しています。

入眠すると最初に訪れるのはノンレム睡眠で、次にやってくるのはレム睡眠です。約90分の周期でレム睡眠とノンレム睡眠が1セットとなり、睡眠中はこれを繰り返します。睡眠時間が6時間で約4セット、9時間で約6セットということになります。

入眠直後に訪れるノンレム睡眠は、熟睡している状態ですから深い呼吸で心拍数は少なくなります。汗をかくのもこのノンレム睡眠の時です。細胞の修復などを行う成長ホルモンが多く分泌されるのもこのノンレム睡眠の時です。

もう一つの睡眠であるレム睡眠は、体の睡眠と呼ばれ呼吸が浅く筋肉が緩んでいる状態です。夢を見ているのはこのレム睡眠の時です。

 

眠りの状態は測定可能です。

白衣の看護師さん
十分に眠れなかったと感じると、昨日は眠りが浅かったなどということをいうことがありますが、眠っている本人は本来今深い睡眠だとか浅い睡眠だなどと知る由もありませんから、眠りが浅かったと感じるのはあくまで感覚的なものです。

「睡眠時無呼吸症候群」や「ナルコレプシー」などの睡眠障害の検査では、症状の程度と診断のため、睡眠ポリグラフ検査や睡眠ポリグラフィー検査と呼ばれる、浅い睡眠と深い睡眠の測定が行われることがあります。

睡眠ポリグラフ検査は自宅で行える簡易的なものと夕方から翌朝まで入院して行われる検査とがあり、簡易的な検査では睡眠の状態を測定することはできません。入院して行う検査では睡眠の状態はもちろん、呼吸の状態や体の動き、心電図なども同時に測定されます。保険が適応になり3割の負担で15,000円から20,000円程度の費用が必要になります。

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